住 所:泉大津二田町1-14-15 川竹ビル2階
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骨盤内臓器脱って?
出産に向けて女性の身体には様々な変化が起こります。
その時に大きく関わってくるのが「ホルモン」です。
出産のために骨盤を大きく開かなくては、赤ちゃんを産むことができません。
そのため、妊娠すると「リラキシン」というホルモンが体内で分泌され始めます。
このリラキシンは骨盤や身体の筋肉、靭帯を緩める作用があります。
このホルモンの作用で骨盤を緩めることにより、赤ちゃんが産道を通りやすくしているのです。
出産により大きく開いた骨盤が、その後「リラキシン」の減少によって徐々に閉じていき固まります。
その時に、左右均等ではなくゆがんだまま閉じてしまうのです。
骨盤とは?
出産に向けて骨盤はどうなる?
骨盤とは建物で言うと基礎の部分になります。建物はこの土台がしっかりしているからこそしっかり立っていられます。
人間でもそうですね。この土台となる「骨盤」がしっかり安定していないと、様々な体の不調がでていきます。
骨盤は簡単に言うと、左右の蝶の羽のような「腸骨」と真ん中にある「仙骨」という3つの骨からなっています。
そこに上半身が乗っています。また太ももの骨も骨盤にくっついています。
図を見てもらえばわかると思いますが、「上半身と下半身をつなぐ要(かなめ)」になっています。
ですので常に負荷がかかって頑張っている状態です!
想像してください!この常に頑張っている骨盤がゆがんでいるとどうなるか!!
様々な不調がでるのは当たり前ですよね(+_+)
今は不調が出ていない方も、ゆがんだままほっておくと3年後・・・5年後・・・不調が出てくるかもしれません。
なぜぽっこりお腹になるのか?
お母さんのからだは出産まで赤ちゃんに栄養をあげるのと守るために、お腹周りをはじめ身体のあちこちに脂肪をつけ栄養を蓄えます。
また、脂肪はホルモンの材料として利用されたり体温の維持、衝撃の吸収などとお母さんと赤ちゃんを守るための作用もあります。
そこに、赤ちゃんをお腹で安定させる為に骨盤が開いていき、どっしりとした下半身になります。
ぽっこりお腹になるのはいや!!と思われるかもしれませんが、これはお母さんと赤ちゃんとを守るためのものなのです。
最近テレビなどでもちょこちょこ取り上げられていますが知っていますか?
女性の骨盤の底には、子どもを生むために産道という大きな穴が空いています。
この穴をふさぐようにして骨盤底筋群という筋肉がハンモック状に張られていて、骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸)が落ちないように支えています。またこの骨盤底筋群が収縮することによって、尿道や膣そして直腸が締まり尿や便が漏れない仕組みになっています。
出産や加齢、肥満によって骨盤底筋群が傷ついたり緩む(骨盤底障害)と、尿や便が漏れてきます(排尿・排便障害)。
さらに、支えを失った骨盤内臓器が産道、つまり膣をめがけて落ちてくることがあります。これが子宮脱などの骨盤内臓器脱(性器脱)です。
明らかに臓器がでてしまっているなどの症状はすぐに病院に行かないとだめですが、特に症状がない方でも産後は特に骨盤底筋群が緩んでしまっているので、骨盤矯正をして骨盤底筋群を鍛えることが大事です。
当院では骨盤を安定させる体操を指導させていただいています。その中に骨盤底筋を鍛える体操もあります。
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